2008年11月13日 00:20
きものコンシェルジュ事務局の鈴木です。
もう日付が変わってしまいましたが、11月12日は「洋服の日」だったそうですね。
それは、明治5年のこの日に、「礼服ニハ洋服を採用ス」という太政官布告が出たからそうです。
この日をもって、裃・束帯が消え、洋式礼装に変わったのです。
このことを聞いて、今年の夏、渋谷区の清水学園にあるきもの芸術館で聞いたお話を思い出しました。
縁があって、きもの芸術館の見学をしました。ここには、飛鳥時代から現代にいたるまでの着物が展示されています。
事前に連絡をしていたこともあって、学芸員の方も一緒にいてくださり、色々なお話をうかがいました。
各時代の着物を次々と眺めている中で、こんなやりとりがありました。(細かいやりとりは忘れてしまいましたが・・・)
学芸員曰く
- 例えば、晩餐会では、日本を代表する方々には着物を着ていただきたい、着るべきという声もあります。
私
- そうですよね。着て欲しいですよね。日本の伝統なのですから。
学芸員
- でも、「正装は洋服と法律で決まっている」と言われて、その声もなくなってしまいました。
私
- そうですか。法律で決まっているのですか。法律が変われば、着る事はできるのですか?
(そんな事まで法律で決まっているのかと驚きつつ)
学芸員曰く
- そういうことでしょうね。
11月12日が「洋服の日」ということを聞いて、この事を思い出しました。
こんな「なりふり構わず、追いつけ追い越せ」の時代に出た法律で、今が決まっている。
なんだかなぁ~と思った一日でした。
正式な場では、例えば海外からのお客様との晩餐会等では、日本の人には日本の伝統衣装である着物で出席して欲しいと思いませんか?
そんな事を思った11月12日でした。
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